LOVEレンタル
5
―翌日―
私は学校帰り、いつもの駅を降りて帰宅しようとしていた。
だけど改札口には…
「美佳…さん?」
私の声に気付いた美佳さん…。
「ちょっといい…?」
いつもにも増して恐い目つき…。
だけどその目は今までのような私を見る目じゃなかった……。
恨み……?
違う…、
もっと別の何か…――。
空は茜色…
そして、すぐそこに暗闇が射していた。