宿命に逆らって
巻ノ一 :出会い
「ちょっと!姫様、どこにいくんですかっ!」
晴れた空に白い雲。今日はとても気持ちのよい天気。
にぎやかな里。
その里のなかを、おてんば姫の天野八雲(あまのやくも)は走り回っていた。
「お外は危ないでございます!早く、お城にお戻りを・・・!」
「お琴(おこと)は先帰っててー!私、こんなにいい天気だから、お外で遊びたいのー!」
走りながら後ろを向いてお琴に言った。
「いけません!外には、姫様を狙うものがいるかもしれません!もしなにかあったら、私が責任を取らなくてはいけないんです!」
どんなに声を張って呼んでも、八雲の走る速さは変わらない。
むしろ、どんどん速くなっている。
「いいでしょ!私になにがあっても、お琴のせいにはしないから、大丈夫だよ!」
「そういう問題ではっ・・・・!!」
でも、八雲とは歳の差が違いすぎる。なんていったって、八雲は7歳である。
走っていれば、追いつかなくなることくらい分かる。
とうとうお琴は追いつけなくなってしまった。
「姫様・・・・!!!遊ぶなら、ご無事で居てくださいませ・・・」
とうとうお琴は観念した。
晴れた空に白い雲。今日はとても気持ちのよい天気。
にぎやかな里。
その里のなかを、おてんば姫の天野八雲(あまのやくも)は走り回っていた。
「お外は危ないでございます!早く、お城にお戻りを・・・!」
「お琴(おこと)は先帰っててー!私、こんなにいい天気だから、お外で遊びたいのー!」
走りながら後ろを向いてお琴に言った。
「いけません!外には、姫様を狙うものがいるかもしれません!もしなにかあったら、私が責任を取らなくてはいけないんです!」
どんなに声を張って呼んでも、八雲の走る速さは変わらない。
むしろ、どんどん速くなっている。
「いいでしょ!私になにがあっても、お琴のせいにはしないから、大丈夫だよ!」
「そういう問題ではっ・・・・!!」
でも、八雲とは歳の差が違いすぎる。なんていったって、八雲は7歳である。
走っていれば、追いつかなくなることくらい分かる。
とうとうお琴は追いつけなくなってしまった。
「姫様・・・・!!!遊ぶなら、ご無事で居てくださいませ・・・」
とうとうお琴は観念した。