届かない片思い
そして、あたしの一番嫌いな
数学担当のハゲが教室に入ってきた。

「ふうか~ハゲきたよハゲ(笑)」

あたし達がハゲと呼んでる先生の
本当の名前は、たしか武元 信俊(タケモト ノブトシ)
だった気がする(笑)

「まぢいやだ~(笑)」

そんなこんなで6時間目が無事に終わった。


「ゆい~~まぢ死にそうだ~」

ふうかがすっごいこわい顔でこっちにきた。

「はいはい(笑)てか、さっさとホームルームおわれよ~
 早く帰りたいのに~」

あたしがふうかに文句を言ってると
担任の先生がきた。

「はい。みんなすわってねぇ~」

いっつもかわいこぶってぶりぶりしてる。
クラスの人が一斉にすわった。

そして、ホームルームが終わって鞄をもってふうかのところにいった。

「夏美迎えにいこ~!」

あたし達は、隣のクラスの入り口にいって、
大声で夏美のことをよんだ。

「な~~~つ~~~み~~~!!!」

するとクラスの人が一斉にこっちをみた。

「・・・すいません」

こんどはすごく小さい声で謝った。

「あぁ!ゆい、ふうか~!ちょっとまってね!」

夏美はあたし達とはちがって、
かわいい系の子だ。

「おまたせ♪んでなしたの~?」

あたし達が立ててた計画を何も知らない夏美は
あたし達に聞いてきた。

< 3 / 8 >

この作品をシェア

pagetop