友達以上恋人未満
気がつけばあたしの家の前に立っていた。
時間って早いもので…
楽しい時間がとても短く感じていた。
「…じゃ、明日な」
「ん…」
いつもみたいにあたしに、キスをしてくれた。
「バイバイ」
航平は自分の家の方へ歩いていった。
「………」
見送ってあたしは、家に入った。
「ただいま」
「あら、お帰り!悠、今ね岳くんが遊びにきてるのよ」
「は?」
リビングにいくと、岳があたしの弟と遊んでた。
「あ!お帰り悠!」
「お帰り、じゃないわよ!なんでアンタがいんのよ」
「ん?だって俺ん家お前ん家の目の前だし?おばさんとたまたま会って、今に至るってわけ」
「あっそ」
あたしは素っ気なく返事をして部屋に入った。