しゃぼん玉
高校生活の中、
真治がいてくれた。
恋愛感情とか、そんなん抜きで 真治がいてくれた。
友達であり、兄弟であり、家族なような気がしたの…。
学校生活が始まり、真治と深い中になるには そぅ時間はかからなかった。
入学式の日、さっそくイケメン友達を作った あたしに、案の定、可奈は駆け寄って来た。
「ねぇねぇ、今の彼は友達になったの?紹介してよ~。」
中学時代、二年間付き合った彼氏と別れたばかりの可奈は、さかりのついた猫のように私に食いついて来た。
「ダメだよ。あれはあたしの親友になる予定なんだから。」
「うっそぉ~!やだぁ、七海、気に入ったのぉ~?」
「別に気に入ったのは、彼氏にしたいとか そんなんじゃないし。」
「じゃあ紹介してくれたって良いじゃんか!」
「…彼はダメだよ。あたしの大事な友達になれそうな気がするの。」
「…七海…。あたしは?…親友はあたしじゃん?…あたしだけじゃダメなの?…。」
泣きそうになる可奈を見て、あたしは はっとした。
「ち、違うって!誤解しないでよ!そんな事言ってんじゃねぇってのっ!」
「…じゃあ、何で紹介してくれないの?…。」
はぁ…、可奈はマジ淋しがり屋だよ…。
悲しいとか、寂しいとか、全身に表現できる彼女に愛しさすら感じる私は 相当に病んでいるのか…。
真治がいてくれた。
恋愛感情とか、そんなん抜きで 真治がいてくれた。
友達であり、兄弟であり、家族なような気がしたの…。
学校生活が始まり、真治と深い中になるには そぅ時間はかからなかった。
入学式の日、さっそくイケメン友達を作った あたしに、案の定、可奈は駆け寄って来た。
「ねぇねぇ、今の彼は友達になったの?紹介してよ~。」
中学時代、二年間付き合った彼氏と別れたばかりの可奈は、さかりのついた猫のように私に食いついて来た。
「ダメだよ。あれはあたしの親友になる予定なんだから。」
「うっそぉ~!やだぁ、七海、気に入ったのぉ~?」
「別に気に入ったのは、彼氏にしたいとか そんなんじゃないし。」
「じゃあ紹介してくれたって良いじゃんか!」
「…彼はダメだよ。あたしの大事な友達になれそうな気がするの。」
「…七海…。あたしは?…親友はあたしじゃん?…あたしだけじゃダメなの?…。」
泣きそうになる可奈を見て、あたしは はっとした。
「ち、違うって!誤解しないでよ!そんな事言ってんじゃねぇってのっ!」
「…じゃあ、何で紹介してくれないの?…。」
はぁ…、可奈はマジ淋しがり屋だよ…。
悲しいとか、寂しいとか、全身に表現できる彼女に愛しさすら感じる私は 相当に病んでいるのか…。