月の果て


何か理由が───…?




「黙ってないで返事しろ」

キルトは、デカルトの顔を両手で掴んで視線を合わせた。



「……………はい」


…………ウザい。



やっぱり、ただのガキだ。





「執事長、少しデカルトと話がしたい。向こうへ行ってくれ」

キルトは、デカルトの顔を掴んだまま後ろを振り返り執事長を見た。



「は、はい」

執事長は、急に声を掛けられ驚いたのか慌ててその場を去った。





─────…ウザい。


まだ、続くのか?
< 101 / 482 >

この作品をシェア

pagetop