月の果て
……ざまあないわ。
そりゃ、私もちょっとは
卑怯かもしれないけれど…
キルトに勝つためだもの!
この3日間、ひたすら夜中にこうして大富豪を続けていたけれど……
キルトは、まっっったく手を抜かない。
というか、
容赦ないやり方ばかりしてくるのだわ。
だから、
このくらいの意地悪は────…
ソフィがチラリと目をやるとキルトは、ベッドの上に寝転がっていた。
「ちょっと!?」
ソフィは、逆毛を逆立てた。