月の果て


「また、敬語!」


少女はキルトを睨み付けた。




「………は?」



「だから!敬語は、止めてといつも言っているでしょう?」





………だって、



なぁ..?




「………あはは」

キルトは、呆れたように苦笑いをした。





「いい加減にしてよねっ!」


「何をですか?」



「その敬語よ!」





……………何も知らないくせに。
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