月の果て
「ところで、キルト。デカルト様は、私の事をどう思っていると思う?」
「………え?あー..」
再びキルトの全身から冷や汗が吹き出し始めた。
やべーよ、知らねーよ...
エリスの話題になった事なんかねーよ…
しかも
エリスは、食い入るようにキラキラと瞳を輝かせてキルトを見つめていた。
なんかすっげぇ俺の返事期待しちゃてるよ───…っ!!
どうしよう、
どうしたらいい……?
俺……、
「スキ……だと、思い..ますよ」
キルトは、片言にそう言った。