月の果て


「ところで、キルト。デカルト様は、私の事をどう思っていると思う?」



「………え?あー..」


再びキルトの全身から冷や汗が吹き出し始めた。



やべーよ、知らねーよ...


エリスの話題になった事なんかねーよ…






しかも



エリスは、食い入るようにキラキラと瞳を輝かせてキルトを見つめていた。





なんかすっげぇ俺の返事期待しちゃてるよ───…っ!!





どうしよう、



どうしたらいい……?






俺……、


「スキ……だと、思い..ますよ」



キルトは、片言にそう言った。
< 255 / 482 >

この作品をシェア

pagetop