月の果て


ミルーラは、ビクッとしてバッと後ろを振り返った。





───…綺麗な、悪魔……



声の主は、
端正な顔立ちの黒髪の少年だった。


そう、彼を例えるとしたなら..





悪魔───…





「なんだ、ガキか」


少年は、顔に似合わず口が悪いらしく嫌みったらしく溜め息を吐いた。




……なっ、


「ガキじゃないっ!!」



ミルーラは、すぐに反撃をした。
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