月の果て


「……」


少年は、無言でミルーラをジロジロと見回した。




「な、なによ」

とミルーラがたじろいだ時、




「乳も尻もねぇ、ガキじゃねぇか」


少年は、小馬鹿にしたように鼻で笑った。




「なっ!?……どこみてんのよ!」


ミルーラは、真っ赤になって少年を睨み付けた。





─────…それが、



「ん?全身」


プチッ..




「こん..の……」


ザッとミルーラは、肩幅くらいに足を広げた。
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