月の果て
その時は、気づきもしないで
こんな毎日がずっと、ずーっと..
続くものなんだって信じてた──…
「え?フランクって働いてるの?」
ミルーラは、驚いたように目を見開いた。
「……なんだ、悪いかよ?」
フランクは、可笑しそうにミルーラを見た。
「…や、ガキでも雇ってくれるとこあったんだな…って」
「……ガキ?」
フランクは、ギロリとミルーラを見た。
「だって、ガキじゃん」
ミルーラは、挑発的にフランクを見た。