月の果て


キルトの傍までやって来た

ソフィにキルトは、




「似合ってる」


と静かに耳打ちをした。



途端にソフィは、赤くなった。





そんなソフィを見てキルトは、満足そうに意地悪く微笑んだ。




「───…では、只今より婚礼式を」


と神官が口を開こうとした時だった。






─────…バンッ


急に白い扉が乱暴に開いた。




突然の事にざわりと辺りがざわめいた。
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