月の果て


式を、中断──…?




「───…そんな、」


ソフィは、しょんぼりと肩を落とした。




楽しみにしていたのに──…







そんなソフィを見たキルトは、



「ごめんな」

と哀しそうに瞳を歪めた。





「どうしてキルトが謝るの?……仕方ないわよ、反乱はいつ起きるか分からないもの」


ソフィは、そう言って笑ってみせた。




────…幽閉されてきたキルトは、



闘い方を知らない筈..





闘いには参加しないわ───…
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