月の果て


「……信じさせて欲しいわ、キルト」



と涙を滴らせて言ったソフィに






「なに、それ…」


はっとキルトは、笑った。





─────…カチンッ




「だいたいねぇっ、こんなものつけているからまともに闘えないの……」


ソフィは、ガッとキルトにつかみかかり




「よっ!!」


と眼帯をとってしまった──…。





そして、露出されたのは


双方で色の違う美しい瞳───…
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