月の果て


──…しばらく歩いた2人は、


ある大きな木の生えている丘の上で
足を止めた。



そこは、何の変哲もないただの丘だった。





「ここは?」


「秘密の場所!」




ここが──…



キルトは、辺りをぐるりと見回した。






……………何もない、




「ただの丘じゃないか..」



これの何処が秘密の場所なんだよ。




キルトは、ムッとふてくされた。
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