月の果て


それは、


とても温かい安心───…





「ねぇ、キルトの好きなものはなぁに?」



その問い掛けに..



「俺……は、」



頭が真っ白になって、


答える事が、出来なかった──…




だから、



「お月様」


嘘をついた。



少しだけの罪悪感..




だけど、それ以上に



「本当?一緒だねっ」


ソフィは、無邪気に笑った。




君の笑顔が嬉しかった──…
< 477 / 482 >

この作品をシェア

pagetop