月の果て


「あぁ、ごめんごめん」

とキルトは、うっすらと蒼い瞳に浮かんだ涙を拭った。



「まったく!」

とソフィは、腕を組んだ。



そして、ソフィはキルトの顔をじっと見つめた。


「そうだわ!」


「何?」


「キルトの瞳よ!あの夜は、金色だったわ…どうして今は、蒼いのかしら?」

とソフィは、じっとキルトの瞳を見つめた。




「……あぁ、これ?」

とキルトは、憂いを帯びた表情をして自分の瞳を指差した。
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