何処にでもあるラブストーリー
「そうですよね・・・ところで、駿さん、ここ2、3年くらいで一番楽しかったことってなんですか?」私は輪郭がほとんど、わからなくなっている遠くの山を眺めながら、駿に尋ねる。

「へっ? そんなこと急に言われたってわかんないよ・・・なんだろうかな?」駿は生真面目に思い出そうとしている。
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