何処にでもあるラブストーリー
私は駿の思考を中断して話し始める。

「私がこの2、3年で一番楽しかった事は、駿さんは覚えてるかな? 年末に駿さんの手伝いでミツコシの応援に行った帰り、駿さんと二人でとんかつ食べたじゃないですか・・・あの時。 それと、これも覚えてます? 今年の4月の大雨が降った水曜日、たまたま駿さんと、駅で会って、2人でマック行った時。 ・・・それとあとは今日、駿さんと二人で飲みに来れた今日・・・です。」

「駿さんには何気なく、私と食事しただけの日かもしれないけど、私にとっては、凄く楽しい思い出になるんです。」私は、駿に自分の気持ちを伝えている。

「・・・私、駿さんの事、前からずっと好きなんです。」これは、私が今まで言えなかった私の気持ちだ・・・今まで伝えたかった・・・私の本当の気持ち。
< 110 / 235 >

この作品をシェア

pagetop