何処にでもあるラブストーリー
駿は、驚いていた。「そんなこと言われても、俺、彼女がいるし、そんで東京に行っちゃうんだぜ・・・涼子ちゃんはかわいいし、性格もいいから俺も好きだけど、何というか・・・」

「適当なことも、出来ないし・・・ごめん、」

駿は私を見た後、視線を私から下に落とした。
「いいんです。 ただ、気持ちを駿さんに伝えたかっただけなんで・・・私が駿さんの事、本気で好きだって事、知ってもらいたかっただけなんで・・・困らせちゃって、ごめんなさい」

「いや、そんなことないよ、有難う、気持ちは嬉しいよ・・・こっちこそ、ごめん」駿はこっちが悲しくなるくらい優しい顔をして謝っている。
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