何処にでもあるラブストーリー

僕らは、次の目的地、マザー牧場を目指した。　
「あれ、館崎さん、私たちあのジグソーの景色を見に来たんですよね。　ひまわりと海岸・・・」

「そういえばそうだね。　あの景色は多分、東京湾じゃなくて、太平洋側じゃないかな？
この時間からじゃ、遅くなっちゃうよ」

「えー、駄目じゃないですか？　景色見れないよ」

「マザー牧場で時間を使いすぎた。」

「そうですよ。　館崎さんがバンジージャンプやろうとかいうから・・・」

「あーっ　そういうこと言ったら、ピラミッドに登ろうといったのは奈緒子じゃんか　アイスクリームもまじで悩んじゃうし・・・」