何処にでもあるラブストーリー
奈緒子はちょっと驚いた顔をした。 奈緒子は、僕から目をそらし、「駄目です。」と言った。

僕は奈緒子の肩から手を離した。 
「すいません。 まだ、いろいろと整理がついてからじゃないと・・・」

「そうだよね。 奈緒子は彼氏がいるんだったよね」

「いますけど、今は館崎さんといるときの方がずっと楽しいんです。・・・本当に」

「気持ちの整理がついたら、教えてくれる? 何処に居ても飛んでいくから」

「有難うございます。・・・私」

「今日は寝るまでの時間二人で楽しもうよ 奈緒子、少し冷えてきたから、部屋に戻ろう」
< 156 / 235 >

この作品をシェア

pagetop