何処にでもあるラブストーリー
「まあ、俺も東京勤務は希望してたからな。 別に問題ないよ」僕は後ろに手を組んで答えた。

「新潟のみんなと別れるのは、寂しいけどな・・・」僕は、吉田の4WDを軽く指で叩きながら話す。

「まあ、本社で失敗したら、逃げ出して、いつでもこっちに帰ってきてくださいよ」吉田は笑っていう。

「おいおい・・・」

「涼子さんもなんとか言えよ。 自分が着たいっていったんだから」遅れて車から降りてきた涼子に吉田が話しかける。

「西野さん、体調大丈夫ですか? 最後の方、毎日飲んでましたもんね」吉田に促されて、涼子が口を開く。
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