何処にでもあるラブストーリー
第2章 館崎 健司 その2
彼女の家は文京区茗荷谷付近にあった。 小石川植物園の正門のすぐ近く、そこが、
奈緒子との約束の場所だった。 僕は車を止め、奈緒子に電話を掛けた。
「おはよう、起きてた? もう着いたんだけど、植物園の正門前」
「おはようございます。 あーやっぱり来てくれたんですね。うれしいなー」
「当たり前です。 約束したんだから・・・テンションがいつもと違うね、眠いの?」
僕は、右肘を車の窓から外に出しながら奈緒子と携帯の会話をする。
奈緒子との約束の場所だった。 僕は車を止め、奈緒子に電話を掛けた。
「おはよう、起きてた? もう着いたんだけど、植物園の正門前」
「おはようございます。 あーやっぱり来てくれたんですね。うれしいなー」
「当たり前です。 約束したんだから・・・テンションがいつもと違うね、眠いの?」
僕は、右肘を車の窓から外に出しながら奈緒子と携帯の会話をする。