何処にでもあるラブストーリー
自分より年下の人間の年はどれもいっしょだと思うタイプ人だなと思いつつ、僕は「まあ・・」と半分肯定して答え、心の中で奈緒子を僕の奥さんだと言われた幸せな気分を味わっていた。

欧米だったら確実にこのおばちゃんへのチップは弾んでいた。
いくつかのトンネルといくつかの橋を渡り、僕らは、近くの適当な温泉に向かっていた。 

僕がインターネットで検索しておいた温泉は別にあったが、奈緒子が蕎麦屋の店員に聞いた情報だとこちらの温泉の方が近く、露天風呂があるということだったので、僕はあっさりと予定を変更した。 
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