何処にでもあるラブストーリー
僕がハンドルを操作しながら説明する。奈緒子は「ふうん」と応える。

「・・・わかったか、このド素人!」僕。

「なによそれー!」奈緒子。

建物の中に入ると、土産物の売店があり、漬物や菓子、地元の木材加工業者が作った木製の玩具なんかもワゴンに入れられ販売されていた。

その他、土産物雑貨もいくつか、仕事柄、雑貨商品には目が行ってしまう。 
中には知っているメーカーの商品が見受けらこんなものを作っていたのかと奈緒子と話した。

僕らは自販機で入浴料金を払い、財布から飲み物代だけ抜いて、奈緒子の物とまとめて貴重品入れのロッカーにしまった。
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