何処にでもあるラブストーリー
一時間程度で出てきて、休憩室で待つようにお互いに確認して、男女の浴室に別れた。 温泉は大好きだ。 ゆっくりと湯につかり、足を伸ばせる。 まず内風呂に入って、それから露天風呂。
この季節はみどりも心地よく、開放感があった。 僕は夏の空を見上げながら奈緒子のことを考えていた。 奈緒子といっしょにここに来れて幸せだ。 

でも彼女はなんで僕に興味を持っているんだろう。 一時的な興味で僕に付き合ってるのかな?

まだ自分をセーブして、彼女を好きにならないようにしているけど・・・きっと駄目だろうな。 
・・・まあ、ややこしいことを考えないで、今を楽しもう。 
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