何処にでもあるラブストーリー
「っていうか、美和子さんって綺麗だよな、大人の魅力というか、結婚いいなー」西野 駿はスーツの上着を自分の椅子に掛けながら話している。
 
「美和子さんと結婚したいってことですか? 駄目ですよ・・・結婚するんだから!」
 「わかってるよ、そんなこと当たり前じゃん・・・そこで怒る意味がわかんないよ」

 「すいません・・・」私は自分が変なことを言ってしまったことを後悔した。
駿は、缶コーヒーを買いにいくと言って、廊下に出た。 
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