好きで…ごめんね
キスしながら健太が言った。
『お前俺と付き合えてよかった?』
「うん。」
『そっか。俺もお前と付き合えてよかった。』
健太は何気なく、とても嬉しい言葉をくれる。
時間は6時。
帰る事を意識し始める時間帯。
2人とも別れを惜しんでいるようにキスし続けた。
『俺、もう帰んなきゃだな』
「やだ…健太明日暇じゃないの?」
『悪いな…明日は学校なんだ。家まで送らなくて平気か?』
涙が溢れ出した。健太も涙を溜めているようだった。