小さい恋
不意に背中に体温を感じた
いつも嗅いでいた
先輩の香水の匂い
甘くて包み込む様な
いつもバスケを楽しんでいる先輩の腕
筋肉質で少し太くて
守ってくれる様な
全て良い思い出になりますように
全て儚い夢でありますように
全て私の勘違いでありますように
そんな事を願いながら
私は決心を固める
「ありがとう
大好きだった
ごめんね」
これで本当に最後
そっと私は先輩の腕に手をかけて
先輩の腕から離れようとした
そしたら先輩が小さく
「嫌だよ」
って呟いた
そんな仕草も
言動も全ていとおしい
と思ってしまう
「ばいばい」
そう告げて私は公園を後にした
先輩は私の少し後に続いて
家まで付いてきた
そして先輩は言った
「ありがとう
俺本当に好きだった
幸せに出来なくてごめんね」
先輩はそう言って
はにかんだ笑顔を見せた
いつも嗅いでいた
先輩の香水の匂い
甘くて包み込む様な
いつもバスケを楽しんでいる先輩の腕
筋肉質で少し太くて
守ってくれる様な
全て良い思い出になりますように
全て儚い夢でありますように
全て私の勘違いでありますように
そんな事を願いながら
私は決心を固める
「ありがとう
大好きだった
ごめんね」
これで本当に最後
そっと私は先輩の腕に手をかけて
先輩の腕から離れようとした
そしたら先輩が小さく
「嫌だよ」
って呟いた
そんな仕草も
言動も全ていとおしい
と思ってしまう
「ばいばい」
そう告げて私は公園を後にした
先輩は私の少し後に続いて
家まで付いてきた
そして先輩は言った
「ありがとう
俺本当に好きだった
幸せに出来なくてごめんね」
先輩はそう言って
はにかんだ笑顔を見せた