【中】100%de Aishitai, Aisaretai.
パタン




先に一人で、静かすぎる家に帰ってきた。




「おばあちゃん…?」


ほんとにいないの?


まだ全然信じられなくて。




返事の返ってこない空間に、なんとなく実感した…。


もう、おばあちゃんはいない。


頼る人も、笑い合う人もいない。


辛いよ…。

誰か助けて…。




そんなとき思い浮かんだのは、隼人の顔。


気が付けば、携帯を耳にあててるあたしがいた。


呼び出す機械音が鳴り響く。
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