【中】100%de Aishitai, Aisaretai.
「少しは落ち着いたか…?」


「うん……ごめん…」


ずっと隼人に縋り付いて泣いてたから、少しだけ距離をあけた。


「あれ?隼人…スーツ?」


あたしの涙でぐちゃぐちゃになっちゃったけど、間違いなくスーツを着てた。


「え、あぁ…仕事抜けてきたからな」


「やっぱり忙しいの?あ、あたしなら大丈夫だから!!戻って」


ダメだ…隼人にまで迷惑かけられないし。

しかも隼人の周りにまで迷惑がかかる。




「……うざい」


ボソッと声が聞こえた瞬間、また隼人に抱きしめられた。


「今美和の側に俺がいねぇで、誰がいんだよ」


「でも…」


「美和が一番大切なんだ、絶対離れない」
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