【中】100%de Aishitai, Aisaretai.
「隼人様、お疲れ様です」


学校の前にはでっかい車。


この長さはバス?


ん〜…これは現実か映画か、誰か教えて。




何この高級車。




「ん?そちらの方は?」


執事さんかな?


あたしに気付いて笑顔をくれた。


「今日はコイツも家連れてくから」


サラっと答える隼人。


王子様だわ、やっぱ。


「さようでございますか。どうぞ」


車に乗り込む隼人。


「美和?早く座れって」


恐る恐る車に近付くと、グイッと腕を引っ張られた。


隼人に抱きしめられてるような状態。


今のあたしはリアクションも取れません。


放心状態。
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