【中】100%de Aishitai, Aisaretai.
「美和…その顔は反則っ」


スッとのびてきた隼人の手が、あたしの頬を触る。


「美和の方が断然かわいい」


近付いてくる隼人の顔。




キスされる!!


そう思ったとき……


「キスしていいの?」


寸止め状態のまま隼人が言った。




そして我に返った。


あたし……


キスを普通に受け入れようとしてた!?


「だ…ダメっ」


言葉だけ抵抗した。


「何で?こんなに近いのに…」


少し動けば唇が当たる。


強引な隼人のことだから、きっとこのまま……。
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