【中】100%de Aishitai, Aisaretai.
「えーつと…俺は正直、生徒会長なんかに興味はねぇし、やる気もねぇ」


おーい。


新会長がいきなり何を言ってんのよ。


「でも美和に選挙に出ろって言われたから出たし、美和が投票してくれたから今しゃべってる」


は!?え…?


ざわつく生徒たち。


「あー…つまりだ。俺にとって美和は、すげぇ大事な女なんだ」


静かに言葉にした隼人。


何言って……


「せっかく会長になったんだ。権力だけはフルに使ってやる!!……生徒会長命令だ!!横尾美和に手ぇ出すことを禁止する!!」


「キャー!!」


「一条く〜ん!!」


あんのバカ…何言ってんのよ!!


真っ赤な顔を隠すために、あたしはずっと俯くしかなかった。
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