【中】100%de Aishitai, Aisaretai.
「あはは!!隼人ウケるし!!美和も大変だね〜」


ヒョコッと現れた麗華。


「もう!!他人事だと思って楽しんでるでしょっ」


「いやいや、あのプライドの塊みたいな隼人にここまでさせるってすごいよ」


「そんなこと言われても…」


「隼人じゃダメなの?何が不服?」


「不服とか…そんなのはないよ。ただ…」


「ただ?」


麗華の大きな瞳は、どことなく隼人に似ている。


「曖昧な気持ちじゃ付き合えない。中途半端って嫌なんだよね」


あたしの素直な気持ち。


「美和はどこまでも頑固だねー。ま、良い言い方をすれば、真っ直ぐってことなんだろうけど」


そう言って優しく笑ってくれた麗華。
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