【中】100%de Aishitai, Aisaretai.
ガタッ


「座れよ」


食堂に着くなり、乱暴に座った隼人。


言われた通り、あたしも座った。




「話って?」


そんなあたしの問いに少しの間の後、隼人が口を開いた。


「……美和がいいって言うまで、キスとかもう絶対にしない」


いいって言うまでって…あたしと本気で付き合う気?

一瞬浮かんだ疑問。


「俺は本気で美和が好き」


あたしの心なんて、まるで分かってるかのように隼人が言い放った。


「……なぁ何で?」


真剣にあたしを見る隼人の綺麗な目。


「何で美和は恋愛をしようとしねぇの?」


ドキッ




隼人は本当に…あたしの心の中なんて、お見通しなのかも。
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