【中】100%de Aishitai, Aisaretai.
5*Yakusoku
バンッ


「美和!!」


教室の扉を勢いよく開けて、あたしの名前を大声で呼ぶ隼人。


「さっきの…って!?」


ズカズカ教室に入ってきた隼人を止めたのは、担任の先生。


「放せよっ」


「お前な〜…もう昼過ぎだぞ?授業中だぞ?制服は?鞄は?俺にあいさつは〜!?」


「……そんな一気に質問すんな」


はちゃめちゃな先生だけど、隼人にも一般の生徒と同じ対応をいつもしてる。

他の先生はペコペコしたり、関わらないようにしたり…って感じなのに。


そんな先生だから、隼人も反抗しつつも結局言うこときいてる。

ま、やり取りは小学生並だけど。




「今日俺は欠席だ!!ついでに美和も早退」


は?あたし!?


「ふざけんな!!元気な学生なら、欠席も早退も認めねぇ」


「誰も病気だとか言ってねぇだろ!!」


「じゃあ何が理由だ!!言ってみろ」


「うっせぇな、いろいろだ!!」


「どーせ、いやらしいことする気だろっ」


えぇえ!?

教師の台詞ですか、それ…。
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