【中】100%de Aishitai, Aisaretai.
真っ直ぐな瞳から目を反らしたあたし。


あ、危ない…!!

本当に好きになりそうだった。


まるで魔法をかけられるみたいに…。




「……だったら、言わせてみなさいよっ」


「あ?」


「それが何十年後になるかは、分かんないけどねっ」


ここで隼人に流されちゃダメ。

軽い女だと思われそうだし。


だいたい、今のあたしは隼人のこと好きじゃない!!




「はっ…いいよ、言わせてやるよ。それが1分後かもしんねぇけどなっ」


「……その自信はどこからくるの?」


「当然、俺から」


そんなはっきり言われると……


「つか、美和超頑固。ほんとはもう俺に惚れてんだろ?」


「ない」


はっきり拒否りたくなる。
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