【中】100%de Aishitai, Aisaretai.
「♪♪♪♪」


「あ、ちょっとすみません」


鳴り始めた隼人の携帯電話。


「はい…はい……分かりました」


そういえば、さっきもこんな電話かかってきてたよね…。


確か仕事って。




「失礼します」


電話を切った隼人。


「すみません、急用ができてしまったので…」


「あら、そうなの?またいつでもきてね」


「ありがとうございます、またぜひっ」


立ち上がった隼人に続いて、玄関まで見送りにきたあたし。


「仕事って?」


結局何のことなのか教えてもらってないし。

やっぱ、気になる…よね。
< 96 / 124 >

この作品をシェア

pagetop