【中】100%de Aishitai, Aisaretai.
「何だよ」


「美和が隼人の会社のこと知りたがってるよ」


麗華ってば、そんなストレートに…。


「会社?」


「あ、いや、違うの!!隼人が経営してるって昨日初めて知ったから…えっと、どんななのかなって」


「美和、俺のことそんなに知りたいのか」


まーた、バカなことを!!


「違う!!隼人、電話で敬語だったし…そんなすごいとこなのかなって!!」


「あーなるほど。確かに違和感あるよね」


笑いながら相槌をうってくれた麗華。


「そんなんどーでもよくね?」


適当な様子の隼人。


「バカ隼人、美和が聞いてるんだから答えなさい。美和も教えてくれないと、嫌いになっちゃうよね?」


ニッて笑う麗華にあたしも頷く。


「うん!!隠し事する人大っ嫌い」


正直に教えろー!!

隠されると気になるじゃん!!
< 99 / 124 >

この作品をシェア

pagetop