☆遠距離恋愛☆〜軌跡〜
コンビニに車を止めて花火会場へ向かう。


道を忘れないように一緒に道順を覚えた。


散髪屋さん…


クリーニング屋さん…


歩道橋に“ニク”ってスプレーで落書き(笑)



何とか人の流れにのって会場に近づいた時だいすけが手を繋いできた


さりげなく、でも遠慮がちに…

手が触れた瞬間あたしはぎゅっと握り替えした。
人の波に飲み込まれないようにぎゅっと自分に引き寄せながら手を強く握るだいすけにドキドキしてた。


恋人になれた事の嬉しさを噛み締めた。












ヒュ〜〜〜〜……


ドンッ!!!!!!








「あっ!!花火間に合わんかった〜


「ほんまじゃ。急ごっ☆



大股歩きで花火が見えるベストポジションを探した。


そこには出店が沢山並んで人が沢山いた。


あたしたち2人は腰をおろして花火を見た。
スカートをはいてたあたしはどう座ろうか迷ってたらいきなり大が足元を覗いてきた。


「ちよっ!!!何見ようとしてんよ(笑)


「他の人に見られたくないけぇ、おれが見えんか確かめてんの!!!



もぅ…バカ。
そんな事でも嬉しく感じてしまうあたしは完全にバカだ。。


初めて2人でみた花火はとても綺麗で大きかった。あんな大きい花火を今までにみた事なかった。2人ではしゃいだ☆


途中お尻が痛くなって何度か座り直してたら

「ゆみ、ここすわる?


って大の胡座かいてる足の上…


「えっ!?いいよいいよ///笑



この人はあたしをドキドキさせるのが上手いみたいだ///
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