☆遠距離恋愛☆〜軌跡〜
フィナーレが終わって今まで花火のあがる音が鳴り響いてたのにそれは観客の声に変わった。


あたし達は立ち上がりコンビニへ向かう。


「めっちゃでかかったな〜


「うん、おっきかった〜☆あんなおっきいの見たことないかも。視界に入りきらんかったし!!


「ほうじゃの〜。次はゆみ浴衣着てな?!


「ぇ…?…うん、着る!!




来年も一緒に見ようって事だよね…
あたしは幸せ。




来た道を目印を確かめながら歩いた。

「こっちやったっけ?!

「そぅじゃね?この歩道橋あったし!


「こんな早い段階で歩道橋くぐり抜けたっけ?“ニク”って落書きが目印やで!!


「絶対これやし(笑)一緒に振り返って見よ。


「わかった!!!



手を繋いであたし達はドキドキしながら歩道橋をくぐり抜けた。

少し歩いて振り返る


「せーのっ!!!




「あはっ☆あったぁ〜


「ほら、言ったやろ(笑)



ただこれだけの事も凄い楽しかった。


コンビニまで無事たどり着いて自宅へ戻った。
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