☆遠距離恋愛☆〜軌跡〜
地元に帰ってからも、やっぱり不安になった。


あの時ボーッとしてたのは何だったんだろ…


もやもやがとれない日々が続いた。


いや、遠距離やから信用と信頼が大事。


大を信じよう…信じなきゃダメになっちゃう


「ゆ〜み!今何しよる?」

大と会ってから久しぶりに電話がかかってきた。

「ひ〜ろぉ…明日も仕事やから寝る準備しよった。大は?」

「俺はもう布団中やで!!ゆみ隣においで」

「うん、隣いくッッ!……大…あのさ…タワーとか海でボーッとしてたけど、何考えてたん?」

「んぁ?俺ボーッとしてた?何で?」


「何かボーッとしよったから前の彼女サンの事とか考えてたんかな…って…」

「そんなん考えてへんで!!でもそんな風に感じさせたんやったらごめんな?」

「ううん…」

「でも、ほんま元カノの事とか考えてへんから。」


「うん」

大を信じよう…。
大好きだよ。


「ゆみ?俺は広島人じゃけぇ広島弁でしか言えんけど、おれはゆみが好きじゃけぇ。おれはゆみが好きでゆみはおれを好きでおってくれるって信じてそれだけでえぇし。」


大……



大からもらう言葉はあたしの宝物。
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