私の彼氏は総長さん
「テメェーは何してやがる!!!」
怒鳴り声をあげて入ってきたのは欄真だった。顔を見るとすっごく怒っていて、今にも殴られそうな勢いがあった。あたしはかなりビビって危うく包丁を落とすところだったけど、気合いで包丁を持っていた。
「み、みれば分かるでしょ!死のうとしてるのよ!邪魔しないで!」
そうよ!邪魔しないで!もう死ぬって決めたんだから。あんたなんかに会うとあたしの決意が鈍るんだから……………
もう、ほっといて…………
「ふざけさ事抜かしてんじゃねえぞ!」
そう言った瞬間、あたしの手から包丁を奪い頬に痛みがはしった。
バッシン!
「……何すんのよ!」
「いい加減にしろ!いつまでも甘えてんじゃねえぞ!」