私の彼氏は総長さん



「甘えてなんか……ないわよ…」



虫が鳴いてるんじゃないかと思うほど、小さい声で言った。案の定、らんまには聞こえてなかったみたいで、「聞こえねー。」と言われてしまい、あたしはおもいっきり言ってやった。



「甘えてなんかないわよ!第一甘えさせてくれる人なんかいないんだもん!誰に甘えろっていうのよ!」



「甘えてんじゃねえかよ!」



「はぁ?」



「自分に甘えてんじゃねえかよ!」



「い、意味わかんない。」


「辛いからって自分で命消そうとして、誰にも知られたくないからって、自分に不都合になったら逃げて………結局、死のうとしてんじゃねえかよ!」



「それが何?あんたなんかに分かるわけないじゃん………。過去のせいで、誰かに狙われてるんじゃないかって怯えて暮らす毎日が、周りで何て噂されてるか分かんなくて、いつもトイレで泣いて毎日が、どれだけ辛いかわかる?」



「…………」



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