私の彼氏は総長さん

「……ごめん……。」



「…………」



「ごめん。ごめん。ごめん。」



「…………」



「俺が悪かった……。」



「…………」



「お前に嘘ついて………友達いないなんて嘘ついて悪かった。」



今さらそんな事言ったって遅いよ…………。



遅いけど、あたしは静かに欄真の話を聞いていた。



何でかわからないけど、欄真の声があたしに安らぎをくれる。だからもっと声を聞かせてってなったのかもしんない。



「だけど、聞いてくれ。俺がお前に嘘をついたのはまぎれもねぇ事実だ。でもお前に近づくにはそれしかなかった。」



「……どういう事よ…？」


近づくって何？



あたしと普通に友達になってくれたんじゃなかったの？



やっぱりあんたは遊びだったの？