私の彼氏は総長さん
「おーそんなに急がなくていいのに。まぁ乗れ。」
「何であんたこんなに到着がはやいのよ!?あたしメールしてまだ5分もたってないのよ!?」
車の助手席の前までついたあたしは車には乗らず窓のそばで叫んでいた。
周りからは変な目で見られてるのにも関わらず、そんなの気にせず、ずかずかと欄真に質問している。
「欄真、はやすぎでしょ!?」
「今ごろ気付いたのか。俺ははやいのだ。アハハ。」
「アハハじゃなくて!質問に答えなさいよ!」
「まぁ、取りあえず乗れや。周りからの視線が痛いからよ。」
欄真にそう言われ気付いたら車を囲むように人だかりができていてあたしは全く気付いていなかったため、顔がだんだんと熱をおびていき恥ずかしさで下を向いてしまった。