ライン
突然目の前を暗い闇がおおった。
『えっ……』
『た…玉名センパィ!?』
玉名センパィの腕が
私の体を締め付ける。
『まだ…すきなんだよ…ダメなのかな。可奈子。』

名前を呼ばないで。

泣きたくなってしまうよ。
玉名センパィ―――――。
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